プロサッカー選手、三苫薫の本、「VISION 夢を叶える逆算思考」を紹介したい。
この本を読むきっかけとしては、私自身がサッカーが好きで、
三苫選手の活躍は、カタールW杯やフロンターレ、現在のプレミアリーグ・ブライトンでのプレーで、
もちろん知っており、今をときめく同選手の考えに触れたかったからだ。
ただ、発売当初は単なる自叙伝かな、と思い、あまり興味を持っていなかったのだが、
結構本屋でポスターを見る機会も多く、自分自身に少し時間に余裕が出来たので、
エンターテイメントの一環として読んでみようと思い購入した。
本の印象としては、三苫選手はいわゆる「上手い」「すごい」選手であり、
才能である程度はやってきているのかなと思っていたが、かなり考えつくされており、
食事をはじめとした日々の生活を、仕組み化して想像以上にストイックに取り組んでいて驚いた。
よって、これは単なる自叙伝ではなく、私のようなビジネスパーソンにも生かせる内容もあり、
非常に学び多い一冊であった。
その中で、私にとって、特に学びとなった内容を3つ紹介したい。
①食事へのこだわり
この本では、食事に関する話が結構出てくる。それほど三苫選手は食事にこだわっていることが、
伝わった。三苫選手は専属の管理栄養士をつけ、3ヵ月ごとに血液検査もしているという徹底ぶりだ。
ここまでは、さすがに一般的なビジネスパーソンは真似できないが、
三苫選手のように、栄養学の本を積極的に読むことであったり、
食事のルーティーンを決めるということは、真似できそうだ。
個人的には、食事といえば週末のお酒も控えたいと改めて思った。
翌日が休みとはいえ、休日の睡眠の質が悪く、早起きもできず、やりたかった勉強等が出来ず、
後悔することが多いからだ(笑)
②ミスをしても簡単に「謝らない力」
この本のメインメッセージではなく、細かいところだが、この箇所が個人的には一番刺さった。
三苫選手はヨーロッパに行ってから、安易に謝ることを避けるようにしたようだ。
練習でミスをした時などに、ヨーロッパでは簡単に謝ってしまうと自分で負けを認めてしまい、
信頼を勝ち取れないからだという。
これはビジネスでも同じだと思う。私自身もついついすぐ「すみません」と謝ってしまうが、
それで円滑なコミュニケーションは取れる側面もあるが、その一方では自信の無い人だという、
印象も持たれてしまい、信頼を得られていない側面もあると思われる。
「すみません」と言わない練習、日々取り組んでいきたい。
③加点式の考え方
三苫選手の家庭では、褒める教育が実践されており、
負けた試合でも、良かったプレーを褒められていたそうだ。
三苫選手も本で指摘しているように、日本ではどうしても減点式の考え方になりがちだ。
これにより昨今よく言われている自己肯定感も下がり、成長を抑制している面もあるかもしれない。
私自身、自分に対してのセルフトークも加点式を意識していこうと思うし、
子どもが出来た時は、良かったところを見て、それを褒めてあげることを実践したい。
また何よりも現時点でも、周囲にいる人に対して、何かミスがあっても否定的に見るのではなく、
肯定的な面を見ることを意識して、言葉にしていきたいと思う。
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